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| 発明の名称: |
デジタル水文データ生成装置、デジタル水文データ生成プログラム デジタル水文データ管理装置請求項9項目
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| 特許出願番号: |
特願2002-206017出願日:平成14年7月15日
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| 特許出願人: |
山陽映画株式会社 |
| 発明者: |
橋本敦規他2名 |
上記発明について、平成16年11月22日、特許庁より特許査定がされました。
水文データとは、国土交通省(旧建設省)、農林水産省、地方自治体、水力発電ダムを擁する各電力会社などが観測する河川の水位や雨量を始めとしたさまざまな水に関するデータのことです。主要観測地点は国土交通省だけで全国に約1500カ所あり、そこで収集されたデータは自記紙と呼ばれるペーパーに記録されます。水位観測の自記紙は何タイプかありますが主要なものは長さ約17〜18メートル、幅30センチで約3ヶ月分を、雨量の自記紙は長さ30センチ、幅12センチぐらいのもので1日分を記録しています。自記紙は旧建設省では主要観測地点のものは永久保存が義務づけられています。近年では、テレメータシステムが導入され、数値データでリアルタイムに所轄の工事事務所河川情報センターへ送られていますが、自記紙もまた並行してデータ記録を続けています。こうした水文データの観測は古いところで40年近くも前から行われていて、近年問題になってきているのが、自記紙の保存方法です。
所轄の工事事務所に保存されている自記紙はどこも膨大な数量に上り、保存のための保管庫の確保、また紙が故の老朽化、虫食い、インクの退色・消滅など、古いものに関しては識別不能のものも発生している状態です。
水文データは蓄積された自記紙をもとに数値化されデータベース化されてきていますが、あくまで人の手による数値の読み取りとパンチ入力のため精度的には100%ではありません。そのため、河川改修計画等を策定する場合、確固たる河川情報の裏付けを取るために調査設計担当者は数値のデータだけでなく実際に記録された自記紙をその都度確認し、計画を立てなければなりません。保管庫に赴き、長いペーパーの中から目的カ所を探し出し、複写し(自記紙を途中で切ることはできないため)また卷き直し・・・非常に非効率な業務が行われいます。
そこでこうした背景をもとに私どもが研究開発したのが、水文自記紙をイメージ(画像)のままデータベース化し、あわせて読み取った数値データも同時にネットワーク上のあらゆる端末で容易に閲覧できるシステムです。本システムの特徴としては、
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Perl言語を使用した完全ネットワーク型のデータベース閲覧システムであること。
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専用アプリケーションは必要なく、PCに標準装備のインターネットブラウザのみで閲覧でき、操作はGUI重視で誰でも簡単に閲覧できる。
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自記紙イメージから数値を自動的に読み取り、標準フォーマット.csvおよび国土交通省水文データベースフォーマット.ysfの両方へ数値データを吐き出すことができ、閲覧画面には画像イメージと読み込んだ数値データを同時に表示することができる。また読み取りの精度は人間の目の読み取り精度の4倍で、記録時のインクのにじみ等の場合は中間値を自動的に読みとるプログラムを開発、水位自記紙の場合、10日分の毎正時の240ポイントをわずか4〜5秒で読み取る。
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画像イメージファイルは汎用性の高いJPEGフォーマットで、自記紙のみに特化した圧縮等の手法により出力時にも原本性を十分保持したまま、水位10日分、雨量を5日分を1ファイルとして1Mb以内の容量に押さえ、LAN内は元より、オープンネットワーク上でも十分に閲覧が可能。
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現在国土交通省内で整備されている水文数値データロガの情報を引き出し、本システム上で並列に表示することも可能。
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―以上が上げられます。
今から18〜20年前建設省で、一時マイクロフィルムがもてはやされたときにマイクロ化を行いましたが、マイクロ化の手法、閲覧方法等の問題で全く定着はしませんでした。
本システムは近年の急速なネットワーク整備とIT化により、全くの不具合なく導入が可能となります。また国土交通省の進めるGIS構想へもデータの共有化と移行がスムーズに行うことができます。
水文データの保存は義務づけられてはいますが、担当者の話として、マイクロフィルムの例からも自記紙のイメージそのままが保存されればよく、自記紙そのものを保存しなければならないということはないようです。
本システムは自記紙を扱う機関にとって、画期的な効率化をもたらすものと自負しています。また、自記紙は水文データのためだけの記録方法ではなく、気象データ、地質データなどさまざまな方面で利用されているため、本システムが稼働するとその効率化は計り知れないものと考えます。
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